PICKでは、栄養はできるだけ食材からとり、それでも足りない分をサプリで上手に補うことをおすすめしています。
夏の食べ物は体を冷やしてくれたり、冬の食べ物は体を温めてくれたり…季節の食べ物はその時期特有の体調不良を改善してくれる栄養を持っていることが多くあります。もちろん「旬」ですので、他にも様々な栄養を豊富に含んでいます。
そこで、旬の食材がどんな栄養を持っていて、その栄養が体にどんな効果があるのか、おすすめの食べ方など定期的にご紹介していこうと思います。
9月の旬【あさり】
あさりの旬は3・4月と9・10月の２回あります。産卵直前の一番身がふっくらしている時期です。
潮干狩りなど春のイメージが強いですが、実は初秋にもおいしくなっていたんですね。
おいしいあさりの選び方は
・口が閉じているもの(開いていても押せば閉まるもの)
・海水と一緒の場合は海水が白濁していないもの
・海水がなくネットや袋に入っている場合はしっかり密閉されて異臭がしないもの
・発砲トレイに入っている場合は口が開いても密閉され冷蔵されているもの
以上を踏まえて新鮮なあさりを選んでみましょう。
あさりに含まれる注目の栄養素
あさり１人前(殻付き125ｇ身50g)を食べると、ビタミンＢ12が26μｇ(1日の推奨量の1083％)、セレンが19μｇ(1日の推奨量の69％)、鉄が1.9ｍｇ(1日の推奨量の23％)、クロムが2μｇ(1日の推奨量の20％)などミネラル類が豊富です。
特にビタミンＢ12は貝類の中でもずば抜けて含有量が多くなっています。
また、アミノ酸の一種であるタウリンも豊富に含まれています。タウリンには体内の状態を一定に保つ効果があり、季節の変わり目など体調を崩しやすい時期にはぴったりです。
【ビタミンB12】は神経および血液細胞を健康に保ちます。巨赤芽球性貧血の予防にも役立ち、脳からの指令を伝える神経を正常に保つ役割もあります。
【セレン】は抗酸化作用のある必須ミネラルです。甲状腺ホルモンの活性化にも効果がありますが、過剰摂取は注意が必要です。日本の食生活では、バランスの良い食事をしていれば欠乏したり過剰摂取することはありません。
【鉄】はヘモグロビンの材料で、血液を通して体中に酸素を運びます。たくさん汗をかくスポーツマンや、月経のある女性は不足しがちです。コラーゲンの合成をサポートしており、体内に十分な鉄を保有できると効果的にコラーゲンを合成できます。
【クロム】はインスリンの働きを助ける必須ミネラルです。血糖値を正常に保ち、糖尿病を予防する効果が期待できます。体内への吸収率が低いため、ビタミンCと一緒に摂取すると効果的に吸収できます。過剰摂取は注意が必要ですが、食事から摂取していれば問題ありません。
どうやって食べる？
どうやって食べると効果的にあさりの栄養を摂取できるでしょうか。
あさりのビタミンB12は30分直火にかけると半分に減少してしまいますが、もともと十分すぎるほどの含有量があるので、加熱で減少してもたっぷり摂取できます。
水溶性の栄養素が多いので、お味噌汁で丸ごといただくか、炒めたりするのも良いでしょう。
酒蒸しなどはスープまでいただくのがおすすめです。
ぜひ旬の食材を取り入れて健康な食事を目指しましょう。
冒頭でもお伝えしましたが、おいしく食べられる適量を食事で摂り、足りない分をサプリで上手に補うことをおすすめしています。
どんなに栄養バランスを考えた食事でも、自分に必要な栄養素をすべてを食材のみで摂るのは難しいことです。
本当に必要な量を食材だけで摂取しようとすると、かなりの量となり内臓に負担がかかり、経済的負担も大きくなってしまいます。
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